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「ほほう・・琴音ちゃんかわら版がまたできるんだね」
そこに出てきたのは、私と同じくお店の常連さんの彩峰さん。
彼は確か新撰組の監察さんだった気がします。 が・・普段はこんな
“ただのおっさんです。”
「あ・・はいそうですよ。
また町で売りますからそのときに買いにきてくださいね」
「わかった わかった 町で買いますよ」
いつものように話してもうこんな時間
「でわ・・彩峰さん私はこれで・・」
「うん。バイバイ琴音ちゃん
そうそう・・夜遅くに帰るんじゃないよ。今日の夜は特に危ないからね」
「え・・あ・・はい」
“今日の夜は特に”
という妙な忠告を受けた琴音はかわら版を取りに行くことにした
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