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「え、裕太ごめん…」 「ううん、気にしないで。それより授業始まっちゃうよ」 満面の笑顔で時計を指さすと、やべっと言って翔は走っていった。 「おい、どうした?元気ないぞ。そんなに翔に叩かれたのが…」 「違うんだ。ほら、さっきの助けてっていう文字あるでしょ?あれが気になるんだ」 「…ああ、あれか。実は俺も。翔は馬鹿だから気づかなかったみたいだけど」 「うん…。俊也はどう思う?」 「…一応考えてることはあるけど、今はそれが本当かわからない。だから、とりあえず交換ノートを続けよう」 「…そうだね。」 「ただし、俺の言ったようにしてくれ」 「うん、わかった」 ー…
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