19035人が本棚に入れています
本棚に追加
/373ページ
悲しくなかったと言えば
嘘になってしまいますが…
会社からも両親からも
認められたので
安心はしました。
これからどうなっていくんだろ?
不安もありました。
帰る家を完全に失い
家族を失い
なんとも言えない気持ちだった
のを覚えています。
専務から教えられた話は
それだけでした。
家族との決別の日でした。
それ以来 会う事は
今だにありません
生まれ育った福岡との別れの日
ぴっくは、ぶっちゃけ飛行機が
苦手で(現在も)
大阪に戻る移動手段は新幹線。
専務はぴっくを和まそうと
博多駅で騒いでました。
専務
「お✨本場の明太子は
旨そうやのー(笑)
みんなに土産買ってかんとな?
ぴっく君。お勧めはなんや?」
専務の優しさに温もりを感じ
涙が出てました。
さようなら 福岡
さようなら かーちゃん
さようなら ばーちゃん
家族との本当の別れの時でした。
最初のコメントを投稿しよう!