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「もう一回勝負しようぜ!次はぜってー負けねぇからよ!!」
「やだよ。もぉ何回やったと思ってんだよ。あんた今日一回もあたしに勝ってないじゃん。あ、ってか今までも拓斗が勝ったこと一度もねぇか!」
また愉快に笑いながら、悔しがる拓斗をしりめに、陸は拓斗の部屋に散らかっている漫画本に手を伸ばした
「お前それを言うかよ~。あーあ、俺だってゲーム上手い方なのに。陸、お前ほんとに女かよ。笑」
そう冗談を言った瞬間、バシッと陸の蹴りが飛ぶ
「…~ッッいってぇー!何すんだよっ!!」
「あんたがあたしの嫌いな言葉、冗談でも言うからだろ」
あたしは女だからとか、女のくせに、とかそういう女を見下したような言葉が大嫌いだ。
「…あ~そぉだったな。わりーわりー」
頭をポリポリ掻いて誤る拓斗に陸はもういいよ、と言葉をもらした
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