356人が本棚に入れています
本棚に追加
「っ何するんだ!」
キッと睨みつけてきた
先生の手首をギリッと握り
痛みに顔歪めた一瞬のうちに
残りの手首と足首に
もう一つの手錠をつけた。
今の姿は何とも言えぬ
屈辱的な姿である。
ペタリと地面に足をつけ、
その両足首には
手首と繋がれた手首。
動く度にカチャカチャと鳴る金属音
「ごめんね?…先生。」
そう言って、
俺は目の前の先生の唇を奪った。
始めは軽く触れる程度
その後にすぐ
噛みつくようなキスをする。
逃げるように引く頭を片手で押さえ
精一杯の抵抗と言うように奥へ行く舌を
絡めとるように自分の舌と重ねる。
…水音をたてて離れた
舌と舌の先を
銀色の糸が舌同士を繋いでいた。
.
最初のコメントを投稿しよう!