第一章

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「お姉ちゃん…あんまり秋にいを苛めちゃダメだよ。」 「はるか、私は別に苛めてるわけじゃなくて。」 そう、俺のこの世でたった一人の大切で可愛い可愛い妹、はるか。 「はるか~!お前はやっぱ優しいなあー!」 「秋にいだって、きっと理由があってお休みしてたんだよ!ね?」 はるかの純粋な瞳が俺をみる。 すいません、おもいっきりサボりです… 「この馬鹿に理由なんてあるわけないでしょ!さっさと帰るわよ!ご飯出来てるんだから!!」 もうそんな時間か… そういえば先ほどまで明るかったが、日の暮れが早いのか、もうすでに辺りは薄暗い。 「あ!ちょっと、待って!」 俺は先にはるかの手を引いて行ってしまったなつ姉を追っかけた。 夕飯のいい匂いがする…
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