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あれから三日たっただろうか、僕はどうゆうわけか学校の図書室で彼女と二人きりになっていた。
……なんで?
ちょっとした緊張を場に留めながら何か面白そうな本がないか探す。なんでもいいから早くこの場から去りたかった。
棚から棚へと目を通していく。
微妙に居心地の悪さを感じていた僕は、しかしどうゆうわけか気が付くと彼女の姿をちらちらと盗み見していた。
彼女は線が細い。ありていだが、それこそ触れれば折れてしまいそうな程にか細く、脆そうだった。
静かに目線を本に落とす彼女からは普段感じるはずの不細工さはみじんも感じられるず、なぜだろう、ただそれしか知らないバカのように僕は綺麗だと思った。
彼女は線が細い。が、か弱いイメージを全く漂わせず、むしろ凛とした鋭い印象を僕に植え付けてくる。
……なんて名前なのかな。
知らず、そんなことを考えていた。
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