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陽太が居なくなってから
一週間たった時に
蓮から電話が来て話をされた
「遥に全て話そ。
本間は生きてたこと
でも陽太が居なくなったこと
遥にも教えてあげよや」
そう言われた。
うちはわかった。って言って
電話を切った
その日は遥を連れて
歳上の人に遊びに
連れて行ってもらった
帰って来たんは夜中やった
歳上とバイバイしたあと
うちは話を切り出した
「なぁ、はる？
ちょっと話聞いてほしいねん」
遥は不思議そうな顔して
うちの方を向いた。
正直話すのが怖かった
話をしたら崩れそうやったから
でも…うちは話した
「実はな、陽太はまだ生きてた
はるに死んだって言ったのは
全部嘘やったねん…」
そこまで話をした瞬間
遥の顔つきがかわってた
それでもうちは話し続けた
「陽太の存在をはるの中から
消そう。って言うてた
はるを守るのは陽太やないから
やから死んだことにしてん」
そう言うたら遥は優しく
「陽ちゃんまだ生きてるん？」
そう言ってきた。
うちは首を横にふったあと
「陽太は一週間前に亡くなった
お葬式も終わってる」
うちはドナーのことも
手術が失敗したことも
何でか話すこと出来ひんくて
そこまでしか言えんかった
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