陽太の苦しみの訳

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陽太ゎ病気やったらしい 絶対に治らん病気 それを一人で悩んで考えて 耐えてきてたらしい バーテンのためって言うのは 本間やけど治療のためにも 外国まで行ってたんやて それを知ってんのは由良だけ 黙っててくれ。って 陽太に頼まれてたらしい 外国まで行って治療してたけど もう治らんのわかったから 途中で帰って来たんやって 陽太は自分で 死ぬのもわかってるから 頭も混乱して全て忘れたかった だから薬に手出したらしい でもみんなの顔思い浮かべたら 辛くなって由良に話した そう、由良は教えてくれた うちらゎ気付かんかったんやな 陽太が苦しんでたこと 気付いてあげれんかったんや なんで気づかんかったんやろ 毎日側におったのに…… 楽し過ぎてわからんかった 陽太、ほんまにごめんな。 あの時に陽太はヒントを くれとったんよな "俺がもし死んだとしても あいつにだけは言わんでな" この言葉の意味を 気付くん遅すぎたわ
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