陽太の苦しみの訳

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ちょっとしてから一時退院が 出来るようになった。 陽太もみんなも喜んで その日が久しぶりにみんなが 心から笑えた日やった その日の晩にうちの友達に 病気って言うた でもあんま変化はなかってん その時からやんな… …陽太が変わってしまったん 彼女の名前は、遥。 うちの3つ上の人やったけど めっちゃ仲良かってん 陽太は、遥のこと愛してた 誰よりも大切にはるを 守ってくれてたやんな。 でも、それは陽太だけやった 遥はめっちゃ辛かってんな だから男友達に相談したり 助けてもらっててん それが陽太は辛かったねん やから陽太は遥に連絡せんと 突き放してたんやんな… 好きやのに自分じゃ守られへん それが辛いから突き放して 別れを決断してしまってんな それから何日かたってから ほんまに連絡取らんかったな 陽太は毎日辛そうやった でも仕方ないことやったねん 陽太は遥を守られへんから 3ヶ月くらいたった時に 蓮に言われた。 「遥に"陽太は死んだ"って 伝えててほしい。」 最初は訳がわからんかった どう言う意味なんか… でも蓮がその後言ったことで 言葉の意味を理解した 「遥を守るのは陽太やない 陽太はもう遥には必要ないねん もう陽太には時間ないから… 遥の中から陽太を消せば 遥も進めるし陽太も楽やろ」 そう言われて理解もしたけど 蓮が辛そうにしてたのも すぐにわかってしまってん "陽太には時間ないから" この言葉が心に穴を開けた 陽太はもうすぐ居なくなるんや そう言われた気がしたから
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