8人が本棚に入れています
本棚に追加
久々の風呂は体に染みた。
というか大浴場だった。
使用人が大急ぎで服を洗っていたが間に合わないだろう。
下着くらいは乾かしてくれればそれを履く。
俺が風呂から出るとバスタオルとその脇に下着が置いてあった。
どうやら服は乾かなかったらしい。
「下着が乾けば充分だ」
体を拭き、下着1枚で紫子の部屋に行った。
「な、なんで裸なの?」
「乾かなかったみたい」
「そっか。じゃあせっかく裸なんだからさ……」
急に顔を赤らめてもじもじしだした。
動作1つ1つが可愛い。
「んで?」
「あの……私を抱いて?」
「は?」
「いや、その、昔は強引だったから次回はってずっと思ってて」
「でも廃人みたいになってたよね?」
「でも立て直したの。これで」
紫子はアルバムを取り出すと開いた。
意外と際どい服を着てるので谷間が……見えない。
なるほど、相変わらず成長してないみたいだ。
最初のコメントを投稿しよう!