すがられる希望

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「私はただの神。移り変わる時代の流浪者」 「…………」 「過去をやり直せるならなにを持ち込む」 「それって金とかか?」 「記憶でも技術でも可能だ」 「なんとも都合のいい能力だ」 息を吐き出して空を見た。 覚悟を決めるためだ。 内容からしても胡散臭いが何故か信じれた。 間違ってはいない気がしてならなかった。 「こんな事が起きない用にするんだったら記憶は必要か。他には技術、武器……結局今の自分が行くようなもんか」 「それで構わないなら送ろう」 「ああ、頼む」 光が包むと同時に俺の意識が途切れた……みたいだ。
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