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「も、守屋鈴姫です。魔法は全然使えませんけど、よろしくお願いします……」
黒木は一人で拍手を送った。かなりご機嫌で、子どもっぽく見えた。
「改めて、俺は黒木秀介。魔法科学部の部長だ。わからないことがあったら、何でも聞いてくれ」
「は、はい」
「じゃあ、次は私ね」
続いて藍が口を開いた。
「私は桐原藍。この部の副部長よ。わかってると思うけど、一応ね」
藍が笑顔を向けると、鈴姫は改めて、彼女の容姿が可愛らしいことに気付いた。憧憬の念を抱いてる内に、次へと紹介は進む。
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