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「それに…西村は細くて小さい女の子が好みなんだって。
だからマユミちゃんの事を太ってるって言ってた」
トドメを刺された気がした
マユミの気持ちを考えずに話し続ける橋本を恨めしくさえ思った。
「そうなんだ…」
マユミは力なく答えるのが精一杯だった
「俺と付き合わない?」
「え…?」
「俺…マユミちゃんを気に入ってる。明るくて可愛いし」
「急にそんな事を言われても困るよ…」
「俺は西村みたいなヤツじゃないから。信じて。
もちろん、すぐには決められないだろうから返事はまたでいいよ」
マユミは何も答えられずにいた
答えられるはずが無い
「また電話するから」
と言い残して橋本は電話を切った。
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