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その日
マユミの携帯電話からは非通知の着信を知らせる音は聞こえてこなかった…
マユミは友達に西村の事は話してはいない
したがってマユミは学校ではいつも通り明るく振る舞っていた。
誰にも相談できないからこそ冷静になれたのかも知れない
授業は上の空で、昨日橋本から聞いた話を何度も何度も思い返していた。
学校を終え帰宅したマユミは精神的な疲労感からかいつの間にか眠ってしまっていた…
リリリ…リリリ…
聞き慣れた音にマユミは
目を覚ます。
非通知の文字…
マユミの胸の鼓動が急速に早くなる
震える手で携帯電話を握りしめた
「もしもし」
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