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「敦? 大丈夫ですか?もう着きましたよ」
俺が1人で考えこんでいる間にもう穂香の家についてしまったようだ
「じゃ、私着替えてきます」
「俺も行く」
「え?…」
「俺も部屋までついていく。早く連れていけ」
「でも、私の家、敦の家と違って部屋が1つしかないんです。 着替える時だけは外に…「別にいいだろ。おまえの裸なんかほとんど見たんだから、今さらどうってことねぇだろ」
急変した俺の態度にビビる穂香
そうだ…これだよ
俺は女の、この顔が好きなんだよ
俺様が女1人にうつつを抜かすわけないんだ
「こ、この部屋が私の部屋」
「そ、じゃさっさと着替えろよ」
穂香はビクビクしながらも服を選ぶ
「どうした? 早く着替えろよ」
一向に着替えようとしない穂香に追い討ちをかけた
「お願いです。 虐めないでください。 さっき私が言ったことに怒ってるんでしたら謝りますから」
「いいからさっさと着替えろよ」
俺は泣きそうになっている穂香を無視し、冷たく返した
穂香もあきらめたのか、着ている制服に手をかける
俺はじっと横で見つめた
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