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<穂香side>
さっきの敦…本当に怖かった
その前までは優しかったのに何故急に？
｢先生～ここ教えてください｣
｢ぁ、はいはい｣
この塾は個別指導塾で先生1人に対し、生徒2人という制度だ
私は中学一年生の女の子と、中学三年生の男の子を見ている
もちろん生徒たちにも自分が高校生だとは教えていない
｢先生今日上の空じゃん
どうしたの？ 彼氏でもできた？｣
｢え？∑ 上の空？
そんなことないよ!｣
鋭いなぁ、こいつ
まぁ実際一個しか年違わないしな;
てか彼氏じゃないし;
｢え？先生彼氏いるんですか!？｣
｢いないいない!!
そんなのいないよ;｣
隣の女子生徒が彼氏という言葉に反応する
困ったなぁ;
2人とも全然授業に集中してくれない
｢あれ？ おまえもしかして穂香？｣
!？∑
急に後ろから誰かに肩を叩かれて自分の名前を呼ばれた
もしかして誰かにバレた!？
私は恐る恐る後ろを振り替える
｢え!？ 一樹!？｣
｢やっぱ穂香だ!!
っつかおまえなんで塾のこうんごっ｣
｢シーー!!!｣
危機一髪
私は一樹が全部しゃべる前に口を押さえた
てかなんでこんなところに一樹がいんのよ～;
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