意地悪な彼

幼なじみ

村田 一樹(ﾑﾗﾀｶｽﾞｷ)

同じく高校一年生
そして私の幼なじみでもある
中学まで一緒だったけど高校はお互い別々の道へ進んだ
私の行っている城西東高校は県の中でも優秀な県立学校だ
しかし一樹の行っている学校は全国でも有名な国立の男子高で天才しか行けないとまで言われている

そんな一樹がなぜこんな塾に!？

｢久しぶりだなぁ穂香、元気にしてたか？｣

｢してたしてた
話はまた後でにして、私生徒がいるの｣

全然元気じゃないよ!
けどこれ以上しゃべったら塾長に叱られちゃうから軽く流してしまった

｢ごめんごめん、じゃまた後でな｣

一樹も空気を呼んだらしく、自分の席へと戻った

｢今のが彼氏？｣

｢バカもんっ! 授業に集中せいっ｣

バシッ

｢いってぇ～ わかったよ糞ババア｣

私は余計なことをいっている男子生徒の頭を叩き、授業に集中させた

糞ババアって…

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