幼なじみ

14/15
前へ
/165ページ
次へ
<敦side> くそ!! こいつ俺に喧嘩うってぎやがった 「ずいぶんと穂香に執着してるみたいだね もしかして…彼氏さん?」 そう言いながら穂香を後ろから抱きしめ、耳もとに口を近づける男 「ン…///やだ、一樹やめて///」 その行為に対して頬を赤らめる穂香 「てめぇ……」 グイッ 俺は無意識に体が動いていて男の胸ぐらを掴んでいた 男は穂香を放す 「おっと、手が早い男だな もしかして… こうやって穂香も脅して無理矢理縛りつけてんじゃないの?」 「あ゛ぁ゛?」 「ちょっと、もうやめてよ2人とも!! こんなところで…「穂香どうなの? こいつに脅されてるんだろ? 彼氏だったら彼氏ってちゃんと言えるもんな」 「それは…………」 男の質問に黙り込んでしまった穂香 俺が怖いのだろう 「ふっ、やっぱそうなんじゃん てめぇ男として最悪だな てめぇは人間のクズ…ぅ…」 ドンッ 「一樹!!!!」 俺は男の腹を思いっきり殴り蹴り飛ばした 「一樹!! 大丈夫?痛い? …ぅ…ごめん、ごめんね 私のせいだ…」 穂香は倒れた男に駆け寄り、泣きそうになりながら謝っている .
/165ページ

最初のコメントを投稿しよう!

407人が本棚に入れています
本棚に追加