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<敦side>
くそ!!
こいつ俺に喧嘩うってぎやがった
「ずいぶんと穂香に執着してるみたいだね
もしかして…彼氏さん?」
そう言いながら穂香を後ろから抱きしめ、耳もとに口を近づける男
「ン…///やだ、一樹やめて///」
その行為に対して頬を赤らめる穂香
「てめぇ……」
グイッ
俺は無意識に体が動いていて男の胸ぐらを掴んでいた
男は穂香を放す
「おっと、手が早い男だな もしかして…
こうやって穂香も脅して無理矢理縛りつけてんじゃないの?」
「あ゛ぁ゛?」
「ちょっと、もうやめてよ2人とも!! こんなところで…「穂香どうなの? こいつに脅されてるんだろ? 彼氏だったら彼氏ってちゃんと言えるもんな」
「それは…………」
男の質問に黙り込んでしまった穂香
俺が怖いのだろう
「ふっ、やっぱそうなんじゃん てめぇ男として最悪だな
てめぇは人間のクズ…ぅ…」
ドンッ
「一樹!!!!」
俺は男の腹を思いっきり殴り蹴り飛ばした
「一樹!! 大丈夫?痛い?
…ぅ…ごめん、ごめんね
私のせいだ…」
穂香は倒れた男に駆け寄り、泣きそうになりながら謝っている
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