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桂木さんにとって、お礼を貰ってもらうことと、彼氏になることが同等になっている?
話が通じないのが、だんだんと、私に苛立ちを与える。
「君は、きっと、僕の事、好きになるよ。」
そう言い切ったところへ、中のスタッフから、指示が来て、桂木さんを診察室へ、誘導した。
イケメンなだけあって、周りのスタッフも、彼に、愛想よく、挨拶をしている。
出会いが有りそうでないこの職場。皆の目が、明らかに、輝き、中には、声がいつもと違う人も。
そんな診察室内をちらりと見て、私は、受付に置かれているお土産に困り果てた。
いったい、彼のお礼は、いつから食事でもから、高級なブランドものに変わったのだろう。
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