Level 2 会話してみよう

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どちらも、私にとっては、重たいものだけど、まだ、食事の方がまし。 机の下に、桂木さんに頂いた物を隠し、他のスタッフから見えないようにする。 幸い、当医院の受付は、孤立しており、さっきの会話や、物は、余程顔を覗かせない限り見えない。 桂木さんが、待合室に戻ってくるまでに、よい断りの方法を考えなくては。 一応、患者さんで、無下に扱う訳もいかないし。 仕事をしながら、頭の中は、そんなことでいっぱいだった。 「竹内さんちょっといいかな?」 院長からの呼び出し。 こういう時は、ろくなことがない。 例えば、治療中のどこぞの会社の専務取締役が、お昼の食事を一緒にと誘っているとか、私用で、チケットをとってくれとか。
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