Level 2 会話してみよう

10/12
前へ
/401ページ
次へ
キラキラと眩しい太陽に、日焼けするのを気にしながら、俯き加減で、足を進めた。 ――トントン 誰かに肩を叩かれ、顔をあげて、固まった。 何で?まさか、待ち伏せ? 口元に、笑みをつくった桂木さんが、立っている。 「竹内さん、これからお昼?一緒しない?」 そう誘う顔は、ただ見ているだけなら、イケメンで、頷きたくもなるけれど、今の私には、一番会いたくない人で、 「お昼は、スタッフでミーティングがてら、食べる決まりなので。ごめんなさい。」 勿論、そんな決まりないけれど。 「じゃあさ、…医院では、プライベートな質問、答えられないって言ったけど、今なら、いいよね?」
/401ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5157人が本棚に入れています
本棚に追加