第3話

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冬磨「信じてないだろ?」 美央「当たり前じゃない」 冬磨「証拠見せるから...」 冬磨は口元に手をあてて 力を口だけに集中させた すると冬磨の八重歯 だと思われていた歯は 長くなり牙となっていた 冬磨は口元から手をどけ 美央に話し掛けた 冬磨「これが俺の本当の姿」 美央「..う、そ....」 冬磨「嘘じゃない 俺は吸血鬼なんだ だから美央の血が欲しかった」 美央「私は冬磨クンの餌??」 冬磨「違う!! あの時に言ったはずだ 美央は俺の花嫁だって...」 美央「でも今...」 美央は先程のことを 思い出し恐怖のあまり泣いた 冬磨「ごめん」 美央「どうして、私なの...?」 冬磨「吸血鬼は特定の人間 からでないと血は飲めない」 美央「それが私....??」 冬磨は静かに頷き 美央に真実を話した 美央「私、冬磨クンとは もう関わっていけない」 真実を知って絶望した美央は 走って屋上を出た
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