69人が本棚に入れています
本棚に追加
HR始まりのチャイムが鳴り
教室に先生が入ってきた
先生「全員席につけー」
女子「転校生が来るって本当?」
先生「情報が早いな」
女子「早く呼んでー」
先生「わかったわかった」
賑わっていた教室も
転校生がくるという緊張で
静かになっていった
だが美央は何も変わらず
ひたすら本を読んでいた
先生「んじゃ入ってこい」
先生に呼ばれドアが開き
1人の男性が入ってきた
綺麗な顔立ちをした
言わば美少年だ
それを見たクラスの女子は
歓声を上げていた
先生「静かにー」
先生の一言で静まり返る教室
先生「今日からこのクラスで
一緒に生活をしていく
郁成冬磨くんだ」
冬磨「郁成冬磨です」
先生「郁成の席だがなー」
先生はそう言うと
教室を見渡して
空いている席を探した
郁成「俺、あこでいいです」
そう言って指した席は
美央の隣だった
先生「んじゃ高木の隣で」
その時聞こえた自分の
名前に反応して
読んでいた本から目を離した
美央「えっ...」
冬磨「今日からよろしく」
そう言って冬磨は美央に
微笑み隣に座った
先生「HR終了、解散」
そう言い先生は教室を出た
HRが終了してから
冬磨の周りにはもちろん
女子が集まってきた
そして居づらくなった美央は
教室を出て中庭に向かった
最初のコメントを投稿しよう!