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家に帰ってから、名前も知らない女の子が気になってしょうがなかった。
次の日に学校で、昨日出逢った女の子の話をカナタがすると、1年7組の“夕夏”という子だということを知る。
噂では、ある日突然夕夏は、荒れた生活を送り始めたという。
毎日、高校生相手に喧嘩を申し込み、殴り合いをしていた。
それは毎日のように続いたらしい。
カナタは、その噂を聞いて、あのとき見せた夕夏の笑顔に殴り合いを好むようなタイプにはどうしても見えなかった。
カナタは、夕夏のことが気がかりでならなかった。
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