五男:捺萌-なつめ-14歳

3/5
前へ
/5ページ
次へ
景月学園。 きょうげつって読むんだが。 学園長の名前は景月。 どんなけ自意識過剰なんだっつの。 ナルシストにも程があるハズなんだがな! 「ったく」 「あら、なんですか、わたしのこと、自意識過剰だとかおっしゃいました?」 「っ!?」 突然。 突然だった。 背後から声が聞こえて来たのは。 「きょ、景月!脅かすなよ…」 「ふふ。」 大人の色気たっぷりのこの男。 名を景月。 景月学園の学園長であり、不思議だらけの謎だらけ。 針金みてぇな身体。 白銀の髪。 まじで女みてぇ。 ちなみにこいつのことを女だと思ってるやつは山ほど居て、それ以上に性別がわかってないやつはいる。 「ふふ、ほらほら。はやく行かないと遅刻してしまいますよ?皆勤賞がぱぁです。」 にこ、と微笑み景月は手を振る。 俺はため息をつきながら教室へむかうのだった。 .
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加