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景月学園。
きょうげつって読むんだが。
学園長の名前は景月。
どんなけ自意識過剰なんだっつの。
ナルシストにも程があるハズなんだがな!
「ったく」
「あら、なんですか、わたしのこと、自意識過剰だとかおっしゃいました?」
「っ!?」
突然。
突然だった。
背後から声が聞こえて来たのは。
「きょ、景月!脅かすなよ…」
「ふふ。」
大人の色気たっぷりのこの男。
名を景月。
景月学園の学園長であり、不思議だらけの謎だらけ。
針金みてぇな身体。
白銀の髪。
まじで女みてぇ。
ちなみにこいつのことを女だと思ってるやつは山ほど居て、それ以上に性別がわかってないやつはいる。
「ふふ、ほらほら。はやく行かないと遅刻してしまいますよ?皆勤賞がぱぁです。」
にこ、と微笑み景月は手を振る。
俺はため息をつきながら教室へむかうのだった。
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