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「なっちぃー!」
「…………、灰鶴…。」
「そーだよそーだよ。くいずちゃんだよーぅ!」
やけにテンションの高い奴。
野々倉 灰鶴-ののくら くいず-。
俺のクラスでは唯一のヤツだ。
何が唯一なのかはまぁ、あとでわかるはず。
俺の親友で、いっつも笑ってる。
明るくて明るくて。
「なっちぃー、なっちぃー?あのね、あのね。藍鶴からの情報だよーぅ。」
野々倉 藍鶴-ののくら あいず-。
灰鶴の姉貴で灰鶴ラヴのブラコンちゃんである。
引きこもりで野心家な矛盾や面倒事がだぁーいすきな少女である。
「情報渡したいから放課後ね!」
めちゃくちゃなスピードで走っていく灰鶴。
危ない。
なんて言葉。かけてやるもんか。
メンドイ。
「うぎゃ!」
転けた。
灰鶴が。
自分が運動音痴なのわすれてんじゃねーか?
ま、いーか
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