運命の日

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 暗闇の中。  とても遠くの方からずっと呼ばれているような気がする。  僕は死んだ。  じゃぁ、なぜこんなことを考えている?  なぜ声が聞こえたと思ったんだ?  僕の思考をまた酷い頭痛が停止させる。  さっきから、これの繰り返し。  ただただ、頭の中を風とも声ともとれる音が通り過ぎていくだけだった。  時間が流れていくのと同じように……  僕はまた暗い闇に意識を奪われていった。
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