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「翔!来たよ!」
演奏の音で会話出来ないので大きな声で沙希が言うと、翔は頷いて2人で禅の元に向かった。
「禅!」
沙希は禅の近くまでいくと大きな声で禅を呼んだ。
禅はキョトンとして振り返り、沙希と翔に気付くと目を細めた。
「禅がわたしといるのがイヤだってわかってるけど、それでもわたしは禅といる!絶対禅を結衣さんに見せてた笑顔させるんだからね!」
「そうだぞ!俺たちは友達って思ってるのにお前だけ違うなんて不公平だ!だから絶対お前を巻き込んでやるからな!」
演奏に掻き消されながら、2人は大声で禅に言った。
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