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すると沙希がパッと起き上がって目を輝かせた。
「マジ!?」
「ただし赤点1つでもあったらなし」
「よぉし!やる気でてきた~~~~~!」
沙希がそう言って勉強を再開したのを見て、翔が苦笑して禅に言った。
「神谷さ、沙希の扱い上手くなってきたな」
「慣れてきただけだ」
禅がため息をついてそう言うと、翔は期待をこめた目で禅を見た。
「あのさ──」
「うるさい。黙れ。やれ。何もやらん」
「……はい」
翔はシュンとなって勉強を再開した。
すると禅の携帯が鳴った。
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