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「「………………」」
沙希と翔は顔を見合わせて沈黙した。
そして次の瞬間、ニヤリと笑って禅の肩をガシッと掴んだ。
「禅~~~~」
「神谷~~~~」
ひきつった禅の顔に、キラリと光った2人の視線が突き刺さった。
「「説明しろ!」」
「うっさい!黙れ!さっさと勉強しろ!しないなら帰れ!」
しかし、2人は離れるどころか翔は禅の首に腕を絡め、沙希は胸に抱き着いて禅の逃げ場を消した。
「暑!苦!しい!」
禅はなんとか抜け出そうと暴れたが、2人は離れるどころか余計に腕に力をこめた。
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