5105人が本棚に入れています
本棚に追加
沙希と禅は話を遮られたことでこめかみをピクピクさせていた。
「……どうかしたのか?」
そんな2人に翔はキョトンとして尋ねた。
すると禅は立ち上がって翔の元へ歩いた。
「……?」
翔がわけがわからず首をかしげた。
「ふんっ!」
翔のミゾオチに禅の右拳が突き刺さった。
「な、……なんで?」
翔は膝をついて禅を見上げると、禅は目を細めて見下ろして言った。
「追試の面倒は見ないって言ったよな?」
「そ、そこをなんとか!」
翔が懇願していると、禅の後ろからゆっくりと沙希が歩いてきた。
最初のコメントを投稿しよう!