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すると沙希たちの元に禅がやってきた。
「次は俺たちのリハらしいから準備しとけよ」
禅はそれだけ言うと、ナオと控え室に入っていった。
その背中を見送ると、沙希は心配そうに呟いた。
「控え室にマコト……さんいるけど大丈夫かなぁ」
「……こんなところでケンカすることはないと思うけど……。ナオも一緒にいるし……」
結衣もそう言うものの、心配そうに控え室の扉を見ていた。
2人は少しの間顔を見合わせていたが、結衣は頷いて言った。
「わたしたちも行こう」
沙希は結衣の言葉に頷いて、2人は控え室に入っていった。
控え室に入ると、中は険悪な雰囲気だった。
控え室には禅、ナオ、マコトの3人と、マコトの近くに2人の男の計5人がいて、それぞれピリピリしていた。
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