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ライブが終わり、片付けまで済ませると結局日付は変わっていた。
マサたちに打ち上げに誘われて、禅と沙希は近くの居酒屋に向かった。
その居酒屋はライブを行ったメンバーやスタッフが入っただけで満席になるほどの大きさだった。
また、店長がライブハウスを経営している社長の知りあいらしく、朝まで貸し切りになっていた。
禅と沙希はマサたちと同じテーブルに座り、マコトたちはカウンター席にいて、お互い会話が聞こえない距離にいた。
結局、あれから禅とマコトたちが話をすることはなく、すれ違うだけでも空気をピリピリさせていた。
「そんじゃ、お疲れ様でした!カンパ~イ!」
ライブハウスの社長の掛け声で、その場はお祭り騒ぎになった。
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