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その後、全てのバンドが演奏を終え、ライブハウスを後にした4人は近くのファミレスで打ち上げ兼ミーティングをしていた。 「今日のマコトは声が出てなかったな」 リョウがそう言うと、マコトが顔をしかめて謝った。 「悪い。先週ひいた夏風邪でうまく出なかった。 ケイゴは最初の曲で間違い多かったよな?」 「ドラムライン変えてから違和感がまだあってな。次までに直すわ。禅、明日ちょっと手伝ってくんねぇか?」 「あぁ、いいぞ。学校帰りにケイゴん家行けばいいか?」 そんな会話をしていると、4人のテーブルの横に2人の女の子が立ち止まった。 「あっ!こんばんは!」 その女の子たちは先程のファンの女の子たちだった。
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