5105人が本棚に入れています
本棚に追加
「疲れてるね」
「……1日中引きずられてるからな」
禅の言葉に、茜は苦笑した。
「佳奈ってこれって決めたら一直線だからねぇ~」
禅は軽く舌打ちをした。
「迷惑な話だな」
すると茜は腰を下ろして禅の持っているタバコを奪って吸った。
すると眉をひそめて呟いた。
「マズ……」
「慣れてないならそうだろうな」
禅は苦笑して茜からタバコを取り返して煙をはいた。
茜はそれを見て苦笑して言った。
「でも禅くんのイメージ崩れたなぁ」
「はぁ?どんなイメージだったんだよ」
禅が尋ねると、茜は上を見上げて言った。
「佳奈みたいな派手な女の子が好みで、熱いタイプ。
でも実際は佳奈にふりまわされてて、クールだよね」
最初のコメントを投稿しよう!