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禅の言葉に、沙希はしぶしぶ頷いた。
「……わかった。今日会ってくる」
「どうするのか答えはでたんだな?」
禅の問いに沙希は頷いた。
「最初に禅が言った通り1人暮らしするつもり」
沙希の言葉に、禅は口元を緩ませた。
そしてタバコに火をつけて翔にメールを送った。
『今日決着をつけるらしい。
迎えにきてやってくれ』
そんな禅を見て、沙希はキョトンとした。
「……誰にメール打ってるの?」
「ん?渡利だよ。迎えに来てくれって」
その言葉に、沙希は口をとがらせた。
「なんで翔なの?」
その問いに禅はキョトンとした。
「あいつはお前の幼なじみだからに決まってるだろ?お前ん家のこともわかってるし」
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