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翔の言葉に禅はもう一度大きなため息をついて靴をはいた。
「……とっとと荷物運び込むか」
その後、夜には荷物を運び終えて片付けまですませた3人は禅の部屋にいた。
笑いながら話をしている沙希と翔を見て、禅は呆れながら言った。
「普通、引越しの日から住めるように水道とかガスとか連絡いれとくだろ」
「忘れてたんだからしかたないじゃない。だから今日は禅の部屋で引越し祝い」
沙希が悪びれずにそう言うと、翔が缶ビール片手に苦笑した。
「まぁ沙希がこんなんなのは今に始まったことじゃないから諦めろって」
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