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禅がその言葉に顔をゆがめて沙希を見ると、沙希は禅を睨みながら頷いた。 それを見て、禅はため息をついて言った。 「……おはよう、とかだけでもいいか?」 禅がそう尋ねると、沙希と翔はニカッと笑って頷いた。 「「OK!」」 その後、沙希と翔は笑顔のまま、禅は俯いて重い足どりで学校に向かった。 学校につくと、玄関を入ってすぐのところに張られているクラス表を3人で確認した。 するとそれを見た禅がため息をついた。 「結局お前らと同じクラスじゃねぇか……。 さっきのやり取りはなんだったんだよ……」
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