5105人が本棚に入れています
本棚に追加
禅は沙希の言葉に頷くと、沙希と並んで教室に戻った。
そして沙希と翔と3人で昼食をとっていると、廊下に人だかりができていた。
「……あれは何してるんだ?」
禅が尋ねると、沙希と翔は首をかしげた。
「いつものことじゃないのか?」
禅の問いに、2人は今度は大きく頷いた。
「………まぁ、どうでもいいか」
禅はそう言ってコンビニで買ったパンにかじりついた。
すると、3人のもとに佐奈がやってきた。
「あの……、ちょっといい?」
「どうしたの?」
沙希が尋ねると、佐奈は慌てて言った。
「あ、橘さんじゃなくて、神谷くんになんだけど……」
最初のコメントを投稿しよう!