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するとドアの前から拍手が起こった。
禅は驚いてそちらを向くと、驚いた表情で手を叩く沙希の姿があった。
「お前……いつから……」
禅が動揺しながら尋ねると沙希はニコニコしながらこたえた。
「禅がピアノの前に座ったあたりから♪つまり最初からだね♪」
その言葉を聞いた禅は大きなため息をついた。
沙希はその様子を無視して駆け足で禅に近付いた。
「やっぱり禅音楽やってたんだ!さっきのオリジナルだよね!?なんて曲!?ギターも弾けるんでしょ!?」
一気にまくし立てる沙希に禅は不機嫌になって立ち上がった。
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