隣人

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「……………二日酔いか?」 禅が尋ねると、沙希は無言で頷いた。 禅はため息をつくと、沙希を部屋に入れた。 「なんか軽く作ってやるから、それ食って薬飲んで寝ろ」 禅がそう言うと、沙希はテーブルに突っ伏した体勢で力なく頷いた。 「わかったぁ……」 その様子を見て、禅はもう一度ため息をついた。 その後、禅が作ったおじやを食べながら沙希が尋ねた。 「昨日、禅って歌った後どっか行ったじゃん? その後のこと1時間くらい記憶ないんだけど、どこ行ってたの?」 その言葉に、禅は呆れた目で沙希を見た。
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