後輩

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「そもそも、禅くんたちとはジャンルが全然違うよ。 まぁ、学校で歌う時とかは流行りの歌を合唱することもあるけどね」 「わたしはそもそもピアノですから……」 裕紀がおずおずとそう言うと、沙希がニコニコ笑って言った。 「まぁ、歌が好きなのは一緒でしょ。 いつ2人がこっち側に来るかは分かんないよね」 4人がそんな話をしていると、禅はタバコに火を着けて言った。 「別にどこでどんな歌を歌っていようが関係ねぇだろ」 「まっ、そりゃそうだ。 てなわけで、俺はカラオケで歌うの専門だ。 禅、一緒に歌おうぜ」 そう言って、翔はリモコンを操作した。
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