先生

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すると突然勢いよく扉がドア開いた。 禅はビクッと驚いてドアの方を見た。 「お待たせ!」 ドアを開いたのは沙希だった。 「な、なんで……!?」 「ギター教えてくれるって言ったじゃん」 驚く禅に、沙希は口を尖らせた。 「いや、まだ駅前行くには早いだろ!?」 「早いって……禅わたしの曲のスコア知らないで教えるつもり?」 沙希は呆れたように禅を見たが、禅はさらに呆れた様子で言った。 「そんなの見ながら教えりゃいいだろ」 沙希はキョトンとして言った。 「……それもそっか」 「お前、アホだろ」 禅は呆れてため息をついた。
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