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「今日最初にやった曲って、たしか沙希のオリジナルだよな?大丈夫なのか?」
翔が尋ねると、禅は頷いた。
「スコアがあるから問題ない」
「……一発で大丈夫なのか?」
「練習するにこしたことはないけど、そこまでするつもりはないし、そんなことしなくてもこいつより弾ける」
禅が顎で沙希をさすと、沙希はニコニコしつつも怒りをあらわにしていた。
「……言ってくれるじゃない。その挑戦受けてたつ!」
沙希はビシッと禅を指差して言った。
「お前はバカか?挑戦者はお前だろ」
禅がそう言うと、注文した物がきた。
沙希は色々言っていたが、禅は無視して黙々と食事をとっていた。
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