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すると禅は突然机を思いきり叩いた。
それに沙希と翔は驚いて何も言えなくなった。
「お前たちには関係ない!俺とお前たちは友達でもない!
何度も言ってるだろ!?」
禅は声を荒げて怒鳴るとかばんを持って教室を出ていった。
「ちょっと、どこ行くの!?」
沙希は追いかけようとしたが、振り返った禅に睨まれ動けなくなった。
「もう俺に関わろうとすんな。ギター教えんのも終わりだ。交換条件破ってんのはこっちだから話したければ勝手に話せ」
そう言って禅は歩きだした。
結局禅はそのまま帰り、この日の午後の授業をサボった。
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