5105人が本棚に入れています
本棚に追加
「今のあいつはさ、人を信じれなくなってるけどホントはすげぇいい奴なんだ。お前らも友達って思われるようになったらいいな」
そう言ってマサは控え室に戻っていった。
「友達、か。でもまぁ、少なくとも俺たちにとっちゃもう友達だよな?」
翔がニカッと笑うと、沙希もニッコリ笑って頷いた。
それから約2時間ほどたって、マサたちの前のバンドの演奏が始まった。
しかしまだ禅は現れず、沙希と翔がそわそわしていた。
するとそのバンドの2曲目が終わるあたりでライブハウスの扉を開いて禅がやってきた。
最初のコメントを投稿しよう!