☆Prologue

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((望月視点)) 『逆転ホームランだっ!』」 『勝った!俺らが優勝だ!』 甲子園への切符を手にする大切な県大会決勝戦… 9回表、我らが尚宮高校の攻撃が終わった時点で5ー8、尚宮が勝っていた… しかし、最後の最後でまさかの逆転ホームラン… 高校2年、俺らの夏が終わった… …と言っても、試合をしてたのは今年が最後の先輩たち。俺には来年がある… 「おい、望月!」 「はいっ」 「これからの尚宮野球部、お前に任せた!必ず甲子園に行ってくれ!」 「…、はい」 部長からの次期部長任命と思われるような言葉、本当なら嬉しかったが今の俺には辛い言葉となっていた… _
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