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ある日の休み時間、少数の女子グループが僕に近づいて来た。
「朋樹君ってさぁ、毎日本ばかり読んでて楽しいの?」
「そうそう。まわりの男子はみんなサッカーとかやって遊んでるのに。」
「いや・・・僕は体動かすスポーツとか苦手なんだ。」
「え~、なんか何でもできそうな感じするけど。」
「ねぇ、朋樹君さ、何か他の男子と違うよね。」
「・・・そうかな。」
「そうだよ!男子なんて子供っぽくてさ。ガキよガキ。でも朋樹君は何かクールで大人ぁって感じ。」
「あー、それ分かる!物静かで何か悟ってる感じするよね。」
「他の男子はお子ちゃまだから」
言って彼女らは自分達で盛り上がり始めた。
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