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「どうぞ」
「あ、すみません…、…?!」
雪斗は言葉を失った。
何故なら、客間であろう室内が、思ったより綺麗で広々としている。
「あの…俺が言うのもなんですが、こんな広い所を使わせて頂いていいんですか?」
そういうと、沖田はきょとんとした表情で目を丸くさせる。
「何言ってるんですか。仮にもお客人に、狭い部屋はご案内しませんよ」
「そう、ですか…」
「では、何かありましたら呼んで下さい。僕は仕事があるので、これで失礼しますね」
「あ、はい」
出て行った沖田を見送ると、雪斗は広々とした部屋に大の字になって横になる。
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